神道とは1
神社神道は、表向きは宗教法人であり、数多ある宗教の一つです。ところが神道信者でなくとも初宮、七五三、結婚式、厄払い、病気平癒、地鎮祭、会社のお祓い、竣工式、正月参拝、と公私共々神道と関係ない人が多いです。
数多くの参拝者と触れ合っていますが、そもそも神社というところがどういう所なのかすらわかっていない方が多く、ここの神社のご祭神が何なのか、どういう経緯で祀られているかも把握していません。
しかしそこに行けば何か感じるものがあり、その何かを肌で感じています。
決して不埒な振る舞いもせず、節度を守っておられ、地鎮祭等においても神社とは無縁の皆が粛々と式を受けいただいております。
話題を戻しますが、ただ神様というスーパーマンにお願いをしているわけではなく、何かわからないがでも偉大なるものを感じています。平安末期の歌人西行法師の歌にもある通り、
なにごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる
(どなたさまがいらっしゃるのかよくはわかりませんが、おそれ多くてありがたくて、ただただ涙があふれ出て止まりません)
結局神とは何なのか、結局神道とは何なのか、
まず最初に申し上げることとして、単に神様というものが我々に何かとてつもないパワーをくださり、人生が開けて、人生がハッピーになることだけはありません。
人生はとても辛く、苦しいことの連続、それを学びにきているので、何かに縋って助けてもらおうとしても意味がありません。
そう言うと何のためにお参りしに来ているのかとお叱りを受けかねませんが、しかし、そもそも幸せとは何なのか。
お願いをしたこと、すべてが叶うことがいいこと、つまり幸せなのでしょうか。病気をすれば辛く悲しく一刻も早く治したいでしょう、しかし、それにより家族の温かさを知ることになり、悲しい恋人との別れが今の配偶者との出会いにもなります。
いいこと、悪いこと、陰陽はバランスするのである。自分の望み、幸せが他人の不幸になることもあリます。
神社だろうが、教会または、寺院等どこでも良いので参拝する際はそう言ったことも考えてください。
神道は(かんながらの道)これは「大いなる自然の法則」という意味です。逆らえない法則に従い我々は生かされている、ということです。
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