科学より噂話が優先される アフターコロナ2
今年は様々な神社でお祭りが中止になっているようです。仕方がないことですが、子供達の笑い声が聞こえないのは残念です。
いつもお手伝いにいく神社も今年は参列者もいないので参加いたしません。
来年以降、少しでも緩和できていればいいな、と思うわけですが、そうもいかなそうな感じもします。
サピエンス全史によれば噂話によって人間の社会は構築されている、ということです。
誰々が感染したよ、その人の家族はこうで・・・、でこうなったよ・・・
ライオンがそこにいるらしい、という狩猟時代からなんら変わらない噂話が今回の自粛の加速させました。
特に日本人は粛々と従う方が結果的に多くの人が助かることを度重なる災害から学んでいます。
今のコロナ患者への対応は、なるほど人というのはこういう風に動くんだな、ということをまざまざと見せつけられました。
街を追い出された人もいました。
科学的なことより噂話を優先する、本能というものは恐ろしいものです。
加えて
現場が強すぎてトップが顔色伺いすぎて迷走するのも戦前も戦後、も変わらない日本人の姿です。
海外からも日本がなぜコロナ対策が比較的うまくいっているのか分析できないそうです。
日本人もなんだかうまくいってる、くらいの認識しかない、押さえ込みに成功しているが政策は失敗続きしている理由もよくわからずふんわりとしています。
戦時中もこんな感じだったのかな、と・・・・
安倍政権と雖もこの法則からは逃れられませんでした。
10万円の給付もまだ終わっていないところもあります。これは4月中に迅速にできなければい意味がない、今までかかるのであればむしろ政権的には遅い、というイメージしかつきません。
これは緊急の炊き出しと一緒です、七分積金を崩して民におかゆを配るのが本来の目的です。それがすみません来月になります、我慢してください、というのはあまりにお粗末です。
他国はできているのです。なぜわが国だけできないのか、ここは本当に反省すべき点です。
先に自動車の納税書がきた、という話があるくらいです。
全ての制度が老朽化して、ご年配に標準があっているので鈍足どころか衰退すら感じました。
給付もありがたいことですが、ネットの手続きより、郵送の方が簡単という本当に泣きたくなるような事態に愕然としました。
繰り返しますが給付自体はありがたいことです。しかしそこから垣間見えたこの国が「未来に投資をしていない」姿こそがもっとも残念であり、これから恐ろしいことになるのではないかと憂慮するわけです。
アフターコロナ、ウィズコロナになるかもしれないと言われますが、この先変わらざるをえない状況です。
緊急事態宣言が解除されたらお年寄りばかりだから、元に戻りたがって案外普段通りになるかな、とも思っていたのですが、読みが外れました。
最初にも言いましたが
これは1年2年覚悟しなければいけない様相を呈してきました。
私にできることはただひたすらに祈ることのみです。
どうか心やすらかにお過ごしくださいませ。